main logo            ouen logo
TOP REVIEW BBS DIARY GALLERY LINK
            絶対幸せ宣言
あらすじ

『昔、とっても辛いことがありました』


幼馴染の四季彩は、歳に似合わぬ甘えん坊。すぐ俺を頼ってきて、
  すぐ俺にくっついてきて、そして今日もまた、こんなことを言うんだ。


「世界を幸せにする方法、考えたよ」


  まるでヒーローに憧れる子供のような、そんな眼差し。

普通だと馬鹿にされてしまうような、そんな台詞を真面目に唱えては、真剣にその方法を思案する。


 四季彩は、どこかおかしな幸福論者だった。


 いや、幸福論者なんてものは、その大抵がおかしなものではあるのだけども。


  ――そんな彼女の保護者的役割の俺は、なんとなく、
      なんとなくの流れにより、応援団的なものに入ることになって――


 誰かに甘えたり、誰かに甘えられなかったり、そんな考えをぐるぐると回転させながら、考える。

   あぁ、結局俺は、どうしたいのだろうか、とか。


まあ、そんな感じで若者っぽい悩みとか抱えながらも、
           今日も元気に生きてるっぽい奴らの学園恋愛物語☆



引用(OHP)



安傘春香シナリオ


物語の収集をつけようとするのは良いのですが、まとめ方がやっつけ(忙がし)すぎな気がしました。

前半から序盤にかけて描写は丁寧で、所々に伏線も張られていて、楽しく読む事が出来

春香はいつも元気、幸せいっぱぃ〜な感じで書かれていてるのは良い感じでのめりこめました。

(主人公視点で)春香の変化をさりげなく表現できているのも良かったです。


しかし、物語が後半へ進むと春香は主人公と自身の関係をやたら周りのキャラに向けて誇示しだすのですが、

何故誇示する事をしたのかは最後まで描写されていません。

作中で主人公や他の登場人物が春香あの行動に疑問を抱いたように私も抱きっぱなしでした。

物語後半は先生絡みの話に繋げていくのですが、この先生の設定が春香にとって都合が良すぎるでしょうし、強引に感じてしまいました。

先生役の声優さんも「棒読みな演技」で「雰囲気を崩してる」と思います。ん〜どこをどういじればいいのか、

ここまで都合よくするんならいっその事、実は離れ離れになった妹〜みたいなオチにした方がまだ良かったのではないでしょうか。

RP先生・RP春香違和感ありですどうしても理解できませんでした


最後のまとめ方も適当で余韻が残らず、取ってつけたような風にとれました

前半に比べて後半の物語がかなりいいかげんになっている気がしました。


▲ページトップへ


神田秋代シナリオ


シナリオが破綻してます

3回の法則など、伝えたい事・言いたい事はわかるのですが。

いかんせんシナリオがその根拠や裏づけとして役に立っていないような、

剣道の試合でのシーンは良かったですが、

それ以降の物語展開で学生から社会人設定に変更したようなシナリオの運びにはついていけませんでした。

「○○」の方向へ持って行く必然性も感じられませんし、何故無理に叔母と繋げたのでしょう。

この設定になってしまうと秋代を描写しづらいような。

後半、主人公と秋代の関係を無理に綺麗表現しようとし、自然に強引・矛盾・蛇足まみれの物語になっていると感じました

主人公と恋仲になってから自身を変えていく、そんなストーリーでも良かったのではないでしょうか、


▲ページトップへ


四季彩シナリオ


メインシナリオ・・・のはずなんですが、

このシナリオでは何故、彩の考えた方がこうなったのか、これからどうしていくのか、

彩の考え方は変えなくて良いのか・・・が書かれているのですが、

今一つ、説得力が欠けているように私は感じました。

突拍子もない考え=人によっての捕らえ方 は心理ですが、

それをこの物語展開で文に起こして書き連ねると軽いような、

やるなら徹底的に押し付けてその行く末を暗示させて、考えさせられる物にまでして欲しかったです。

話の展開自体が私の予想内で、地味でした

メインシナリオなのに、このシナリオが無くても良いのでは、と感じてしまう、いかがなものでしょう


▲ページトップへ


立川千夏シナリオ


完全番外編のようなシナリオです。

シナリオの流れ、構成、テキスト等全く問題ないと思います

他のシナリオと違い後半もよく作られていると感じました。

意外な展開あり、後日談もしっかり書かれていて、物語の流れとしては不足は無いと思います。

内容にも、つい共感してしまいました。

物語としては何を伝えたいのかがだけがはっきりしていないと感じたので、

シナリオ中の猫たちを通して伝えるでもいいので、はっきり言葉としてわかるように表現して欲しかったです。

猫たちは作中で、『できない』と言い切りますが、もう少し猫達も優しさを見せた方が、物語が明るくなる気がします。

笑えれば楽しくなるし、幸せな気分になれますよね。

暗い物語を更に暗くするより、暗い中でもできる限り明るくしようとして頂きたいです。


▲ページトップへ


白雪冬子シナリオ


冬子と主人公の年の差・書き手の思考 に疑問を感じました。

励ますにはどうしたら良いか、冬子が何をしたいのかが 書かれているシナリオですが、

幸せに無理やりこじつけ解釈して無理やり物語を繋げている気がするのですが、

はっきり言って、何を 伝えたいのか・したいのか が伝わってきませんでした。

主人公を助けた事、ヒーローを目指す事を締めにこのシナリオは終わりますが、流れを無理やりこじつけ、

強引に完結するのはいかがなものでしょう。丁寧で誰もが納得できるような描写が欲しかったです。

プータローの変わり者=冬子 と言う印象が物語後に強く残りました。

変な病気まがい・怠惰なくらし を自己と繋げ正当性があるように語る、

最初からかなり贔屓目でプレイする特異な方以外は投げ出すのではないでしょうか、

励ます事の件は当たり前すぎて、ぇー、となりました

何故このシナリオを後半限定のみプレイ可能にしたのか疑問が尽きませんが、読まされてるなぁと強く感じました。


▲ページトップへ


Fortune Messageシナリオ


全キャラクリア後に選択できるシナリオです。

理解できない宗教の様な内容がひたすら続きました。

最後も私にとっては無茶苦茶な物語展開で幕引き。

期待した口が塞がりませんでした。

▲ページトップへ


絶対幸せ宣言総評


前半シナリオは丁寧な描写で自然に進んでいくのですが、個別シナリオに入ってからは 

強引な展開・設定無視な展開
 な物語が多く見られ、後半は明らかに作品としての質が落ちていたかの様に感じました。

殆どのキャラのシナリオで整合正が取られておられず、シナリオ間にも主人公とのザッピングや共通性が殆ど無く、

シナリオがバラバラで他ヒロイン間でのシナリオは他のヒロインとは全く関係ないゲームをしているような感じを受けました。

テキストは共通して笑える要素、明るい雰囲気を含めた上で書かれていましたので、

読みづらい事は無く、むしろ読みやすかったと思います。

CGは綺麗な方ですが、トレースの際の白い部分が残っている上に、

絵毎にその量が微妙に異なり、気になりました。

音楽は良いと思います。

システムは若干使いづらい部分がありました。

指摘すると、ゲームに入ってから毎回もう一度クリックしないといけない事、メニューバーがプレイ中に上下移動。

物語の方向性が抽象的過ぎて結局何が言いたかったのかが伝わって来なかった所です。




                            ▲ページトップへ

更新情報

2007/10/12
 『総合点数・総評』の追加。

 『Fortune Messageシナリオ』の批評を追加。

 『白雪冬子シナリオ』の批評を追加。

 『立川千夏シナリオ』の批評を追加。

 『四季彩シナリオ』の批評を追加。

2007/10/11
 『神田秋代シナリオ』の批評を追加。

 『安傘春香シナリオ』の批評を追加。

2007/10/9
 『絶対幸せ宣言』のプレイを開始。

▲メニュートップへ

仕様

ジャンル:
すーぱーぽじてぃぶADV

メーカー:エイスノート

発売日:2007/9/21

対応OS:Win98/Me/2000/XP

必要環境
CPU:Pentium3 500MHz以上
メモリ:256MB以上
HDD:2GB以上
VRAM:32MB以上

攻略可能ヒロイン数:5

平均プレイ時間:20時間

販売価格:8800円

発売中

評価点数

総合判定:60/100 

シナリオ:40/100 
音楽  :75/100 
テキスト:70/100 
CG   :60/100 
システム:55/100 


メーカーリンク

Copyright(C)2007 hihyouspace all rights reserved.                                        
inserted by 2nt system