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あらすじ

ある日突然現れた、空にまっすぐのびる一本の光の柱。

それは昼も夜も消えることなく、怪奇現象として世間を騒がせた。


でも光の柱は、それきりただそこにあるだけで・・・

出現から一週間が過ぎ、二週間が過ぎ、

解決もしていないのにそれは情報過多の日常になじんでいってしまった。

現代人の飽きっぽさってすごい、なんて思ったり。


普通だったらそんなの信じられないだろうけど、僕の目の前で起こっている事なんだから仕方ない。

ここは東京湾岸、聖プリュム学院――。

広大なこの学院の庭で、僕は二人の少女に出会った。


『私たちと一緒に、魔法倶楽部を作りましよう!』


その一言から、僕は今まで考えもしなかった日々に、飛びこんでいくことに・・・なってしまった。



引用(OHP)



共通シナリオ


シナリオだけでなく作品自体が酷いですよー。

この作品はファンタジーに分類できると思うのですが、ファンタジーの軸である 

世界・現在・現状 の描写も圧倒的に足りていませんし幼稚です。

特殊演出を使って 安直・強引 に物語を進める様は、

ファンタジー世界を舞台にした読み物を作る気があるのかすら疑いたくなりますよ〜

登場キャラの 性格・特徴 は凝ったものになっている割に説明が殆ど無く、

どんなキャラで、どんな特徴があるのかが私的に掴めませんでした。

世界・キャラ が全く掴めないまま放り出されたので私にとって置いてけぼり状態でした。

展開にも難があり、ベタベタな秘密描写を物語に入れているので、語り部としての描写は中途半端にならざるを得ないですね。

世界感を更に掴み辛いものにするなら、もっとわかりやすい丁寧な描写が必要なのではないでしょうか、

進行も早く、設定が重みも無く二転三転するので、慣れることができません。

これは物語に 納得できる・できない 以前の問題でしょうか、

特殊演出である次回予告を頼りに本文を読み解かねばならないのは、

本末転倒としかいえないのでは〜、

共通シナリオのテキストについては、突っ込み所が多すぎて書く気になりません。

登場するキャラクター達の思考等、根本的な部分からはずれている気がします。


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真琥・バルヒェットシナリオ


シナリオが変です

登場シーンはインパクト(衝撃)があり良いのですが、その後の展開が酷すぎますよー

ご都合主義というレベルではなく展開はわけのわからないと言って良いです

「※〇す」と明言し、襲撃してきた相手が唐突に自身の生活の場にまで踏み込んで狙ってくる。

実際なら恐怖以外の何ものでも無い気がするのですが〜、悟りを開いたような主人公はなんなんですか、


出合って二日しか経ってないが一葉は信頼できる。

一葉が襲撃者(真琥)は様子見をしているはず、と言っているから大丈夫。

自身が恐怖を抱き、おろおろしたのは馬鹿な事だった・・・。

一葉ごめんよ。君と真央が守ってくれると言っている言葉が信じられなくて、もう怖がらない。

敵対心剥き出しの彼女を昼食に誘ってみるよ。


主人公と襲撃者(真琥)とのなれそめストーリーはここから始まります・・・・。


この時点でFINにしたくなるのですが、

この一葉と真央は出会ったばかりな上、何かを隠している事を主人公は気づいているのに何故二人が信じられるのか。

答えは一切無し、どう納得すればいいのやら。

シナリオも淡々と進んでいきますね。

説得力?意外な展開?そんなものは無かったです。あるのは描写不足と主軸の無い展開のみ

End後の感想は 長い苦痛シナリオがやっと終わった でした。

このシナリオで何が伝えたいのか、さっぱりわかりませんでした。というか伝えたい事など無いのかな、

突拍子の無い展開が繰り返される度に読むのが遅くなり疲労を感じました。


個別・後半にかけても延々と突っ込み続けられそうなのですが。その気力すら湧きません。


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千石アスカシナリオ


シナリオが変です

台詞回しがおかしく、キャラ同士の2・3行の会話ですら明後日の方向に飛んでいます

突っ込み所(文章として変な箇所)が溢れんばかりにあり、全部書く気がおきないです。

物語中は 全く脈絡の無い描写挿入・場の雰囲気を損なう表現の多用

心の中でやっているとしか取りようがない 夢会話・妄想描写 が詰まっていますね。

やりたいことは 友達たくさん・夢いっぱい でしょうか、年齢制限がある事を疑いたくなります

できたシナリオを読み返すと言う基本作業すらできていないんではないでしょうか。


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久遠時一葉シナリオ


シナリオが変です

主人公は一貫して一葉を信頼していたはずですが、個別に入ると一気に冷めます。

服選び・学祭 での主人公からの一葉への描写は冷ややかで、頭の中で変だと思っている様ですが指摘せず

あしらっているように見えます。このような描写をするのは展開上いかがなものでしょう、

学祭での 龍彦・小太郎 との会話の食い違いも何を表現したいのかわかりませんでした。

主人公は人間不信なのでしょうか、

学祭での出店イベントで材料が無くなりそうなので買出し休憩中と主人公他が言っているのに

私が「材料ないのに料理作ります」と言い出す一葉は変な子です。


昼から夜に飛び又夕方に戻る時間巻き戻しまであり構成としてついていけません。


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久遠時真央シナリオ


今までのシナリオとは異なり、力の入っているシナリオではないでしょうか、

後半の展開が似たり寄ったりだった今までとは違い少しの変化がありました。

例外にもれず 強引な展開・突っ込み所(欠点) はあるものの描写が長いので気になり辛かったです。

あまりにもあからさますぎて突っ込みたくなる点は、何故野外に出てまで物語を無視しての野外プレイぐらいでしょうか。

低レベルな問答がだらだら続くのさえ我慢できれば、読めるシナリオだとは思います。


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早狩 冴子シナリオ


むりやり・こじつけ感のない唯一まともなシナリオでしょう。

思いつき・気のままで動く などのキャラ立てが出来ているので行動に違和感が湧きません。

主人公の思考も納得できます。


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ソルティアンジュ魔法倶楽部総評


整合正が全く取れていない読む価値の無い駄作、駄文。

共通シナリオから こじつけ・噛み合わない 描写がありいらいらしました。

ここまで飛び飛びで(変な)展開する物語はめったに無いですね。

終盤に入り、この物語のおおまかな構成がわかると、怒りすぎて脱力しかなかったです。

キャラもネジが飛んでいて、愛着以前についていけませんでした。

特殊効果に力を注ぐ前に、もっとしなければいけない事があったのではないでしょうか?

テキストにも雰囲気への配慮がどうしようもないほどに欠けていますね。

CGは綺麗です、枚数に偏りこそあるものの不満は私的にありませんでした。

音楽は当たりさわりの無い無難な出来と言いたい所ですが・・

この思い出を―が全く雰囲気にあっていないと感じました。

システムは特殊効果も含めて良く出来ていると思います。




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更新情報

2007/10/23
 『総合点数・総評』の追加

 『久遠時真央シナリオ』の批評を追加。

 『久遠時一葉シナリオ』の批評を追加。

 『千石アスカシナリオ』の批評を追加。

2007/10/22
 『真琥・バルヒェットシナリオ』の批評を追加。

2007/10/21
 『共通シナリオ』の批評を追加。

2007/10/18
 『ソルティアンジュ魔法倶楽部』のプレイ開始。

仕様

ジャンル:
女の子は恋の魔法で世界の果てまで飛んでいけちゃうのADV

メーカー:micro

発売日:2007/9/28

対応OS:Win2000/XP/Vista

必要環境
CPU:Pentium 1GHz以上
メモリ:256MB以上
HDD:500MB以上

攻略可能ヒロイン数:5

平均プレイ時間:25時間

販売価格:9240円

発売中

評価点数

総合判定:40/100 

シナリオ:0/100 
音楽  :55/100 
テキスト:-50/100 
CG   :80/100 
システム:115/100 


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